みんなの作品集(2)
■カヤック分割大作戦
「完成しました。FRPタンデムカヤック4分割です。
ひとえに背中を押し出していただいた暖かい助言と強力な接着剤のおかげです。
強度的には既に載荷試験済み。問題なし。経年変化が不安ですが、室内保管可能な大きさなので希望有り。
難関は塗装でした。やはりウレタン塗装にすれば良かったと反省です。表面仕上げはプロにかないません。
繋ぎ目精度は誤差0.2mm程度。部材の隙間も一定。軸も3mm程度以内。重量増はハッチを2個増やしたこともあって+6kg程度。改造前が24kg程度だったので、30-32kg標準的なタンデム艇程度かと考えます。」
by藤森(長野)
藤森さんに、はじめ「カヤック分割は可能でしょうか!?」と問い合わせをいただいたとき、私は迷わず可能ですと答えました。経過を知っているので簡単に説明すると、FRP製のカヤックを切断し、切断面に合板を貼り付け、ファイバーグラスクロスでコーティング、継ぎ目はクロスやミルドグラスファイバーを使って補強。分割部の接合はボルトとナットによる。
最初のエポキシプロジェクトがこのようなかなり難しいもので相当苦労された様子でした。室内保存ができるようになり、日光や気候による劣化を避けられるので、そう簡単に傷むことはないでしょう。きっと、メンテナンスなしでも長く楽しめると思います。やり遂げた藤森氏に拍手。
by永瀬
■ストリップカヤック
「Strip Build Kayak」を参考に製作したものです。本の著作者からプランを取り寄せ、フォームから作成しました。週末だけの作業ゆえ7ヶ月もかかってしまいました。
by原口(神奈川)
ボートのスペック 全長:18ft 全幅:20インチ 排水量:250ポンド
美しいストリップカヤックです。滑らかなラインはやはりこの工法ならではですねえ。デッキのストリップのデザインもカッコイイです。
by永瀬
■ストリップカヌー
ベアマウンテンボートの15フィートレンジャーというカヌー。
エポキシはベーシックタイプのシステムスリーエポキシ。仕上げ塗装は、2液型のポリウレタン塗料です。
by宮竹(北海道)
一見しただけで大変丁寧な作りのカヌーであることが分かります。塗装もきれいです。船体に反射して映っているのが分かります。
by永瀬
■ストリップカヌー
ベアマウンテンボートの15フィートボブスペシャルというカヌーです。
エポキシはベーシックタイプのシステムスリーエポキシ。仕上げ塗装は、システムスリーの水性ポリウレタン(WR-LPU/クリヤー)です。
by森山(千葉)
写真は進水式の時の様子だそうです。大勢で楽しそうですねえ。
by永瀬
■ストリップカヌー
こちらもベアマウンテンボートの15フィートボブスペシャルというカヌー。
エポキシはベーシックタイプのシステムスリーエポキシ。仕上げ塗装は、システムスリーの水性ポリウレタン(WR-LPU/クリヤー)です。
by芝(北海道)
このとき製作が間に合わなかったということで、写真のパドルは市販のものだそうです。その後パドルも完成したことでしょう。
by永瀬
■ストリップカヌー
「ノーステップルで半年かかって試行錯誤を繰り返してようやく完成しました。会社の社宅の中で作製したため電動工具も思うように使えず、苦難の連続でした。」 by馬場(北海道)
こちらもベアマウンテンボートの15フィートボブスペシャルというカヌー。
エポキシはベーシックタイプのシステムスリーエポキシ。
社宅での製作はさぞ大変だったことでしょう。そんな環境の中でもこのような素晴らしいカヌーを作り上げられた馬場さんには脱帽です。
by永瀬
■ランディングネット
(1):ミラーコートエポキシでコーティング。仕上げ研磨無しなので多少のムラあり。(写真上段の2枚、右はグリップ部の拡大)
(2):ミラーコートエポキシでコーティング。仕上げ研磨あり。(写真下左)
(3):ミラーコートエポキシ+2液型ポリウレタン塗料6回塗装。仕上げ研磨あり。(写真下右)
グリップ材はダケカンバの瘤、フレーム材は1、2がタモ玉杢、楢、パドックの3枚合わせ。
3がメープル玉杢、メープル素地、パドック、メープル縮杢。
by浅田(岡山)
それにしても使うのがもったいないくらい見事な仕上がりですね。丁寧に磨き上げられた様子が目に浮かぶようです。ミラーコートもここまで磨くと本当に鏡のようなツヤになりますね。by永瀬
ご存じない方のために説明しておくと、ランディングネットはフィッシングに使うもので、釣り上げた魚をすくい上げるための網です。