みんなの作品集(12)
■カヤック
大河原さんのダブルカヤック「20′8″リライアンス」とお仲間のカヌー&カヤック
ー大河原さんから(福島県)ー
よく見るとラダーやシートなども木製の自作であることが分かりますね。by永瀬
■カヌー模型
西川さんから(大阪府)
これは実物ではなく12分の1スケールの模型です。この「16′カナディアン」は全長40cmほど。比べるものがないと本物と思えるほど精巧にできています。(by永瀬)
■カヌー
カヌーは15フィートボブスペシャル。
場所は地元のダム湖です。
ー伊藤さんから(岩手県)ー
青い空、緑の芝生とカヌーが実によく合います。絵になりますね。by永瀬
■カヌー
カヌーはピーターボロウ。細身のカヌーです。
ーMさんから(北海道)ー
■カヌー
カヌーは16フィートプロスペクター。キットからの製作です。親子3人と犬をのせて楽しんでいます。
左は伊那、右は琵琶湖での写真です。
ーHさんから(愛知県)ー
■カヌー
「セバーゴ14の製作に取り組んだOです。ようやく12月の末に進水式を済ませました。
ウッドカヌー自作への思いは、実は14年前のアメリカ駐在当時に遡ります。私の隣人が工作好きな方で、地下に大きな工作室があり、時計や家具を作っていました。親しくなったこの人から雑誌”サイエンス”の切り抜きをもらいました。そこにはウッドカヌーの作り方が詳細に紹介されていたのです。当時はカヌーを作るような時間も場所も無く、プラスチック製のカヌーを買い、休日に家内とあちこちの湖で楽しみました。
その後、年を経て、私も定年を迎えることになり、時間は十分持てる状況になりましたが、市の中心部にある自宅の工作室は、6畳間に工具を置いて、オートバイやラジコン飛行機の製作修理に励む程度でした。ところが小学校の同級生が私と同じ工作趣味があることを知り、なんと車2台分の工作室を自由に使ってくれと言ってくれたのです。しかも彼の30年もかけて集めてきた各種工具も自由にと。これで、14年前のウッドカヌーへの思いが実現できるチャンスが生まれました。
そしてインターネットで永瀬さんのショップを知り、セバーゴ14の設計図を購入することから始まり、永瀬さんからポイントでご教示をいただき、順調に作業を進め、船台を9月に設置、10月、11月の2ヶ月で完成しました。ここまでで苦労したというか、はじめての技術的なチャレンジは、ストリッププランキング工法(フレームにマリンベニヤを張った小型ディンギーは2艇経験あり)はもちろん、ステムの蒸し曲げ、FRPコーティングなどです。時間の十分ある定年後の身であるので、それぞれの工程を時間をかけて楽しみながらクリヤーしてきました。木材はステム材のほかは、ホームセンターに特注した杉のストリップ材と市販規格の檜です。ストリップ材はショート、スクエアですが、作業性の悪さや隙間の発生は防ぎようが無く、ビードアンドコーブ式を採るべきだったと痛感しました。デッキのみ工作室のオーナーの友人が記念に進呈してくれたケヤキです。
小生、実は30年ほど前、小さなヨット2艇とカヤックもどきを作った事があります。しかしこれらは木材フレームに耐水合板を貼り付ける簡単な工法で、今回のストリッププランキングは初めてでした。なおストリップの貼り方は、ボトム部分はキールに平行としています。最初に見た雑誌にあった作り方に沿ったものですが、模様の好き嫌いはともかくこの方が製作は楽だと思ったからです(ビードアンドコーブ式では無理かな)。永瀬さんには図面や一部の機材をお世話頂いたほか貴重なポイントアドバイスをいただき、未経験の工法、FRPコーティングなども大過なく乗り越えることができ感謝しております。
12月は、セバーゴをセーリングカヌーに改造すべく、アウトリガー(セバーゴは船型がフラットボトムなのでアクアミューズのようなヒール帆走は不適)、跳ね上げ式ラダー、アウトリガーのバーにセットした差込式センターボード、マストサポート、小型ディンギーからのマスト、セール、ブームの改造などにかかり、これも全て完成しました。進水式は私の居住する浜松市の市内にある佐鳴湖という湖で行いました。シャンペンをかけ、前述の友人のNさんと家内を交互に乗せて漕ぎまわりました。感激もひとしおでした。製作中、アドバイスをただいた永瀬さん、そしてガレージと工具を提供してくれて何から何までお世話になったNさんには感謝の言葉もありません。
この佐鳴湖はセーリングは禁止なので、セーリングは浜名湖でも少し暖かくなってから始める予定です。それが済んだらこのカヌーは息子一家にプレゼントする約束が出来ています。となると、もう1艇ほしいな、と考えはじめているところです。」
ーOさんから(静岡県)ー
詳細な報告ありがとうございました。それにしてもこのカヌーをもらえちゃう息子さん一家はラッキーですね。そうするとやはりもう一艇ほしくなるのでは・・・ by永瀬
その後、セーリング仕様の写真が届きましたので紹介します。
「セバーゴは完成以来、もう5年経ち、毎シーズン活躍しています。ここ2年は孫達を連れて天竜川のダム湖で遊んでいます。昨年からセーリングキットを取り付け、帆走も楽しんでいます。ダム湖は静かなので片側スポンソンで十分です。内海用に両側スポンソンも作製してあります。1人の場合はアウトリガーなしです。本体が丈夫なので色々な楽しみ方が出来ます。写真添付いたします。」