木材補修キット
木材防腐剤と補修用エポキシのセット
木材補修キットは防腐剤によって木材の腐食を止め、エポキシシステムによって損傷した部分を補修するトータルな木材補修キットです。
家屋(柱、梁、垂木、土台、窓枠、ドア枠、屋根まわりなど)、ログハウス、杭、ウッドデッキ、屋外の階段、木製遊具、家具、木製ボートなど、あらゆる木材の補修に使用することができます。
作業は難しいものではありません。取り扱い説明書に従えば誰でもDIY感覚で使用できるでしょう。購入者はほとんどが一般の方ですので安心してトライしてみてください。もちろん工務店さんなどの業者の方も大歓迎です。
作業は簡単です。まず、ティンボア(粉末防腐剤)の水溶液を木材に塗ります。防腐剤はホウ素系ですので安全性が高く効果も長続きします。防腐剤は腐朽菌による腐れだけでなく、シロアリやキクイムシなどの害虫にも効果があります。
防腐処理のあとは、システムスリーエポキシ(液体エポキシ)を塗って木を固めます。
そのあと、システムスリーエポキシにフィラー(粉)を混ぜてパテを作り欠損部や穴、ひび、すき間などを埋めます。
エポキシをベースとしたパテですので木材への接着も非常に強く、かつ耐水性があります。また、硬化後に収縮がほとんどありません。
パテが硬化したら研磨して塗装すれば新品同様に修復することができます。
このキットには、低粘度エポキシのシステムスリーエポキシが150ml入っています。このエポキシには2つの使い道があります。
ひとつはそのまま塗布することです。木に染み込ませることで強化や防水の効果があります。また、木の表面に塗って防水塗装にすることもできます。
もうひとつは、フィラー(粉)と混ぜることでパテを作ることができます。混ぜる割合によって、やわらかいペースト状のものから粘土状のパテまで好みの充てん材を作ることができます。粘土状にするにはエポキシに対して5-6倍くらいのフィラーを混ぜます。(体積比で)
出来るパテの色は薄茶色です。色を変えたい場合は、顔料を混ぜると好みの色に調整することができます。
<キット内容品>
ティンボア30g、システムスリーエポキシ150ml、フィラー800ml、計量カップ(30ml、100ml各1個)、グルーブラシ2本(大小各1本)、混合ヘラ4本(大小各2本)、保護手袋4枚、取り扱い説明書
このキットで補修可能な範囲はおおよそ以下のとおりです。
150mlのエポキシを塗布用に30ml、パテ用に120ml使うとした場合です。
ティンボア30g | およそ0.7平方メートル |
システムスリーエポキシ (塗布用に30ml使用) | 0.1~0.3平方メートル(木材の状態により大きく変わります) |
システムスリーエポキシ (パテ用に120ml使用) | フィラーをエポキシの5倍(600ml)混ぜると粘土状のパテができます。出来るパテの容量はエポキシの2倍くらい(240ml)です。 縦10㎝x横10㎝x厚さ2.4cmの充てんができます。 |
■木材補修キット 価格
品番 | 品名 | 価格(税込) | 在庫 |
---|---|---|---|
MHK001 | 木材補修キット | 5,700円 | ◎ |
(在庫/◎:10以上あり、×:在庫切れ)、発送サイズは60サイズです。
木材補修キットに入っているシステムスリーエポキシの硬化剤はミディアムです。
ファーストあるいはスローを希望の場合は注文の際に指定してください。
- ミディアムは、真冬の低温時や真夏の高温時を除いてほぼ1年中使えます。
- ファーストは、低温時に向いています。硬化が速いので厚くパテを盛ると熱暴走のおそれがあります。粘度はミディアムより大きいです。硬化が速く粘度も大きいので木材への浸透性は劣ります。
- スローは、高温時に向いています。低温時は非常に硬化が遅くなります。粘度はミディアムより小さいです。硬化が遅く粘度も小さいので木材への浸透性がよいです。硬化が遅く熱暴走しにくいのでパテを厚く盛りたいときに適しています。
このキットに含まれる商品は大きな量での販売もしております。
このキットで足りない大きな補修には大きい量で購入される方がお得です。
・ティンボア(粉末防腐剤)
・システムスリーエポキシ(液体エポキシ)
・木材補修フィラー
・計量カップ、グルーブラシ2本、混合ヘラ
◎おすすめする木材補修の方法を分かりやすく解説しています。ぜひご覧ください。⇒ 「木材補修の方法」
◎次のページもご覧ください。⇒ 「木材補修の実例」
◎こちらも合わせてどうぞ ⇒「木材の補修ハンドブック」(550円)
お問合せの前に「よくある質問と回答」のページをご覧ください。
よく尋ねられる質問と回答をまとめています。 → 「よくある質問と回答」
この製品に関するよくある質問
・木材の補修にどれくらいの量のエポキシやパテが必要なのか見当が付きません。
・木材の補修時にティンボアやボレートロッドといった防腐剤はやはり使った方がよいのでしょうか?
・補修面に古い塗料が残っていますが、これは剥がしてからエポキシを塗った方がよいでしょうか?
・木材にエポキシを染み込ますとどれくらい強くなりますか?