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北アメリカインディアンとカヌー

北アメリカにおけるカヌーの発達は、気候風土と大きく関係している。
カヌーの材料となるのは主にカバの木(バーチ)である。 カバの木は、日本では高原などでよく見られるが、温帯から亜寒帯にかけて比較的気温の低い地域に自生する。
実際には、北はアラスカ南部からカナダ中央部を横断し、ラブラドル半島南部にかけて大西洋に達している。 南はカナダとアメリカ合衆国の国境に沿っていて、ワシントン、モンタナ、ミネソタ、ミシガン、五大湖周辺を経てペンシルベニア辺りで大西洋に達する。
このように、太平洋から大西洋にかけて巨大な帯状になって広がっている。
主にこれらの地域で、カバの木の樹皮を使ったカヌー(バーチバークカヌー)が盛んに作られた。

北アメリカインディアンは言語によって大きく6つの語群に分けられる。その中でも更に細かく分類され、100以上にも分けられる。数万人規模の大きな部族から数十人という絶滅寸前のものまで様々である。 事実、絶滅した言語も多い。16世紀、北アメリカ大陸には約150万人のインディアンが居たとされるが、それらの人々によって話された言語はなんと300種類にもなると推定されている。

北アメリカインディアンの各部族がどのように分布していたかは、分布地図のページをご覧下さい。
また、16世紀以降やってきた白人の探検家達は、すぐに彼らのカヌーを使用するようになる。このことからも彼らの作り出したカヌーがいかに優れた乗り物であったか伺い知ることが出来るだろう。

以下、カヌーの発達した代表的な部族を取り上げてみた。


1.アルゴンキン語族(東部から中部)

カナダ大西洋岸から中部を経てアルバータ州にかけてアルゴンキン語族に属する多くの部族が居住していた。アルゴンキン語族は後述の様に更に細かく分類されるが、この地域はまさに良質のバーチに恵まれた地域であり、バーチバークカヌーのメッカと言える。
この広い地域に於いては実に様々なバーチバークカヌーが作られた。カヌーの特徴を最もよく表しているのは先端部(ステム)の形である。カーブの形、大きさ、高さなど部族によって特徴を持っていた。

■ナスカピ族 (Naskapi)

■モンターネ族 (Montagnais)

■クリー族(Crees)

■アルゴンキン族(Algonkin)

■オジブウェー族(Ojibway)

■ミクマク族(Micmac)

■セントフランシス族(St.Francis)

■マレシート族(Maliseet)

■パサマクォディー族(Passamaquoddy)マレシートと同じグループ。

■ペノブスコット族(Penobscots)マレシートと同じグループ。

■アベナキ族(Abenakis)セント・フランシスと同一。

■ファートレードカヌー(Fur-Trade Canoe)毛皮取引用の大型カヌー

■イロコイ族(Iroquois)アルゴンキン語族に属さないが、テンポラリーカヌーの項で説明している。

■ベオツク族(Beothuk)


2.中部

■アサバスカ族(Athabasca)

■スー族(Sioux)


3.極北部

■イヌイット(Inuit)、アリュート族(Aleut)


4.西部

■トリンギト族(Tlingit)、ハイダ族(Haida)、チムシアン族(Tsimshian)、クワキウトル族(Kwakiutl)、ヌートカ族(Nootka)、コーストサリッシュ族(Coast Salish)

■クーテネー族(Kootenay)


5.その他のカヌー

■テンポラリーカヌー


北アメリカインディアン分布地図
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