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USAカヌー事情−1

私が見たアメリカ

雄大な自然の中釣りを楽しんでいる 私がこの目で実際に見たアメリカの様子をレポートしたいと思います。
ご存じのようにアメリカは大国であります。面積は日本の約25倍、そして人口は約2倍。(日本は、カリフォルニア州とほぼ同じ面積でしかない) 私がまずアメリカで感じたのは、その国土の広さでした。とにかく広くて、ものすごい自然が残っているわけです。日本とは全然違う規模で大自然がそこにあるのです。
そして、アメリカ人は、自分自身を大切にし、家族との時間を大切にし、人生の楽しみのために時間を使う人間が多いと感じました。一般的に、仕事の時間は短く、とにかく友達や家族とよく遊ぶわけです。 このへんが日本人とは違うところです。もっとも、日本でも最近は若い人の中にはアメリカ人的考えをする人が多くなってきたとは思うが。しかし、日本人は、まだまだ仕事の方に重きを置いている人が多いのではないでしょうか。
そんなアメリカ人と、広大な自然という条件がそろえば、カヌーなどのボート遊びが盛んになるのも当然のことでしょう。
アメリカでは、カヌーを持っている家がすごく多いと感じました。カヌーのみならず、モーターボート、フィッシングボート、キャンピングカー、キャンピングトレーラーなどを持っている家をほんとに良く見かけました。 日本なら珍しいのですが、アメリカでは全く普通のことでした。
そういう大きな物が家に置けるということは、まず庭が広いということがあります。ご存じのように、アメリカの家の敷地はすごく広いのです。これも、広大な土地があり、しかも安いからでしょう。 狭い日本から見れば、ほんとに羨ましいと思いました。庭が広いので、カヌーやボートやトレーラーなんかでもそこらへんにポンと置けるわけです。そして、芝生の庭には、たいていバーベキューコンロや テーブルやイスがありました。小さい子供のいる家では、トランポリンやブランコなどもよく見かけました。まあこのように、日本とアメリカでは何から何までスケールが全然違うんですね。
川や湖の近くでは、レンタルカヌー屋さんを良く見かけました。レンタルで使われるカヌーはアルミ製のものが多かったように思います。(アルミカヌーは頑丈で壊れにくく、しかも価格も手ごろ) カヤックはほとんど見かけませんでした。カヌーを持っていない人は、こんな所で借りて車に積んで遊びに行くわけです。

カヌーはやはりフィッシングに使われることが多いようです。アメリカはフィッシングの盛んなところです。のんびり派の人はカヌーを使うのでしょう。本格派はやはり、エンジン付きのフィッシングボートを持っています。

普通見かけるカヌーはやはり、FRPかプラスチック製のものがほとんどでした。それでもアルミ製のカヌーは結構よく見かけました。ウッドカヌーはやはり少なくて本場と言えどもかなり珍しいものです。 きれいなウッドストリプカヌーなんか車に積んでいれば、きっと「いいカヌーだねえ」と、声をかけられるでしょう。質の高いウッドストリプカヌーになるとさらに少ないようです。 遠くから見て良いウッドカヌーだなと思っても、近くで見ると作りが雑なことが多いです。プロが作るような素晴らしいカヌーにはめったにお目にかかれないでしょう。
ウッドキャンバスカヌーやバーチバークカヌーはさらに少なく、めったに見ることはできないでしょう。

テッド・ムーアズ氏について

テッド・ムーアズ氏は 「カヌークラフト」、「カヤッククラフト」 の著者として知られています。「カヌークラフト」は1983年に出版されて以来、13万部以上も印刷され世界中の 人々に読まれています。ウッドストリプカヌーのテキストとしては最も多く読まれています。日本でも、多くのビルダーが読んでいます。アメリカ、カナダでは、大きな書店に行けば見つけることができるでしょう。
2000年に内容を見直した改訂版が出版されました。
テッド・ムーアズ氏はカナダ、オンタリオ州ピーターボロに住んでおり、Bear Mountain Boat Shop というショップのオーナーの1人です。 どんなショップなのか、どんなカヌーを作っているのか詳しく知りたいなら、ぜひホームページを覗いてみて下さい。良く出来た面白いページです。 カナダで、ウッドストリプのC4レーシングカヌーを作っているのはテッドだけだそうです。カヌー作りの腕は超一流です。

テッドは春から秋にかけては、カナダ・アメリカの各地へ出かけ、カヌーやカヤックの作り方を教えています。
そんなテッドは、大変穏やかな紳士という印象でした。とても優しく、教え方も上手で、人間的にも信頼できる人物という印象を持ちました。もちろん、ユーモア精神もたっぷりでした。

カヌー作りが学べるところ

アメリカには、カヌー作りを学べるところがたくさんあります。
カヌー雑誌(アメリカでは「カヌー&カヤック」が有名)を開いて、イベント・スクール紹介のコーナーを見れば、たくさん見つけることができます。 もちろん、インターネットでも多くのスクールを見つけられるでしょう。
実際どのようなところがあるかというと、まずカヌーショップで行われるものが一般的でしょう。それから、カヌー・ボート・ 乗り物・海洋関係の博物館や大きなボートショップ、ワークショップなどに講師を招いて行われるスクールもたくさんあります。
たとえば、テッド氏の場合は、どこで教えているかというと、まず自分のショップ、カナディアンカヌー博物館(ここはテッドのショップの近くにある)、メーン州の Wooden Boat School 、 ヴァージニア州の Mariner's Museum 、 アーカンソー州の White River Artisans School (私が学んだところ) 、 カリフォルニア州サンフランシスコの San Francisco Maritime National Historic Park などアメリカ・カナダの各地へ出向いて教えておられます。 いったいいつ自分の仕事をしているんだろうと思えるほど、忙しく飛び回っておられるようです。このように、有名なカヌービルダーになると、だいたい全国各地に出向いて教えておられるようです。
先ほど出た、メーン州の Wooden Boat School は、大変面白いところなので、次のページで詳しく紹介したいと思います。

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