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パドル

カヌーとは切っても切れない関係にあるパドルについて調べてみた。
パドルと言っても実に様々な形があって面白い。
以下は、ネイティブアメリカンの様々なパドルである。
ネイティブアメリカンの様々なパドル (1)1749年カヌーとともにヨーロッパに持ち帰られたパドル。おそらくミクマク族のもの。全長5′9″(約173cm)

(2)ミクマク族のもの。材はメープル。全長5′4″(約155cm)

(3)1875年。マレシート族のもの。メープル。長さ5′7″(約168cm)幅15cm

(4)マレシート族のもの。セント−ジョン川用。1888年。長さ5′6″(約165cm)

(5)パサマクォディ族のもの。オーシャンカヌー用。1889年。メープル。長さ6′4″(約190cm)

(6)パサマクォディ族のもの。1849年。材はシダー。長さ5′11″(約178cm)

(7)アベナキ族。1890年。長さ5′2″(約155cm)

(8)ナスカピ族のもの。ブレード部分は朱色に塗られている。長さ6′3″(約188cm)

(9)モンターネ族のもの。長さ6′1″(約183cm)

(10)テッド・ノ・ブール・ハンティングカヌー用。長さ5′2″(約155cm)

(11)オジブウェ族のもの。メープル。リッジ(ブレード中央の隆起)はない。長さ5′4″(約160cm)

ネイティブアメリカンの様々なパドル (12)ベオツク族のもの。長さ6′10″(約205cm)

(13)(14)ウエスタンクリー族のもの。ジェームス湾北西部、ウィニスク川地域。(13)は男用。長さ4′10″(約145cm)。(14)は女用。長さ4′2″(約125cm)

(15)ドグリブ族のもの。アサバスカ地方。カヤックタイプのハンティングカヌー用。長さ5′3″(約158cm)

(16)ブリティッシュコロンビア州ユーコン川上流地域のもの。カヤックタイプのカヌー用。長さ4′4″(約130cm)

(17)クーテネー族のもの。長さ5′6″(約165cm)

以下はカヤック用のパドル。カヤックというとダブルブレードパドルを連想しがちだが、実際はシングルブレードパドルも多く使われていた。

(18)このような片手で使うパドルもある。これはアジアのコリヤックカヤックのもの。流されないようにコクピットの両側に革ひもで結びつけられていた。長さ1′4″(約40cm)

(19)アラスカ、ヌニヴァク島のカヤックのもの。1889年。長さ4′8″(約140cm)

(20)アラスカ、ノートン入江のカヤックのもの。1889年。長さ5′3″(約158cm)

(21)参考までにダブルブレードパドルをひとつ示しておく。北ラブラドルのカヤックのもの。長さ10′9″(約323cm)

イヌイットにはもう一つウミアックという大型のボートがあったが、これにはシングルブレードパドルを用いた。船体が大きいので6フィート以上の長いパドルである。形はごく普通でカヤック用と似ている。


これらを見ると分かると思うが、現在市販されているパドルに比べると全体的に長い。(12)のベオツク族のパドルなど2メートル以上ある。
なぜ長いかというと、立って漕ぐときには長いパドルが必要だからである。
今でこそカヌーにシートがあるのは当たり前になっているが、シートが当たり前に付くようになったのは、今世紀になってからのことである。
ネイティブ達は立ったままカヌーを操作することが多かったのであろう。
また今では見られないような10メートルを超えるような大型のカヌーも存在した。そのような大型のカヌーでは、腰掛けていても長いパドルが必要だったと思われる。


パドルの作り方
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